
TunnelBearって無料プランがあるから一度使ってみたいんだけど、、
安全なのかな?
今回はこんな疑問にお答えする記事です!
TunnelBearはお試し用の無料プランがあり、有料VPNを使いたくない方にとってはうってつけのサービスです。
しかし無料で使えるからこそ危険性はないのか少し不安ですよね。。
そこで、TunnelBearの基本情報や安全・セキュリティに対する取り組みに関する検証結果を紹介します。
- TunnelBearの本社・運営会社
- TunnelBearの安全性に関する取り組み
本記事ではTunnelBearの利用を検討している方に向けて、『TunnelBearの危険性』を解説します!
VPNサービスは運営会社によって安全性が大きく違うので、しっかり確認しましょう。



私が検証した結果では、TunnelBearの安全性は完全に無料のVPNサービスよりは格段にいいですが、大手サービスと比較すると少し懸念点が残るというイメージです。
理由も含めて分かりやすく解説していきますので、利用前に理解を深めておきましょう!
TunnelBear(トンネルベアー)の本社・運営会社は?


項目 | 内容 |
---|---|
サービス開始 | 2011年 |
サーバー設置国 | 48カ国 |
サーバー数 | 2600以上 |
ユーザー数 | 500万人以上 |
月額料金 | ①無料プラン ②有料プラン (個人向け) 3.99ドル/月~ (法人向け) 5.75ドル/月~ |
本拠地 | カナダ |
運営会社 | TunnelBear.inc (McAfeeの子会社) |
公式ページ | https://www.tunnelbear.com/ |
TunnelBear(トンネルベアー)は北米、カナダに本拠地を置くVPNサービス会社です。
元々独立した企業が運営していましたが、アメリカの大手PCセキュリティサービスのMcAfee(マカフィー)が買収。
現在はMcAfeeの傘下で独自プランドのVPNサービスとして運営されています。
特徴的な点は通信量に制限(500MB/月)はあるものの無料プランがあることです。
無料プランがある事で初めてVPNを扱う人もアカウント登録だけでVPNサービスを試す事ができるので、利用までのハードルが低い点が好評です。



そんなTunnelBearについて、気になる安全性をこれから解説していきます!
【TunnelBearの危険性は?】VPNサービスで重要な安全性を検証
- AES-256ビットを採用(軍事レベルのセキュリティ)
- キルスイッチ機能や自動接続機能が標準対応
- ノーログポリシー(透明性レポート発行)
- セキュリティの外部監査を受けている
- 本社がカナダ(親会社:アメリカ)
安全なVPNサービスを検証する上で重要な要素から、TunnelBearの安全性について、優れている点と劣っている点は上記になります。
それぞれの項目について、TunnelBearの取り組みと合わせて解説していきますね。
TunnelBearの安全性・危険性で優れている4つのポイント
- AES-256ビットを採用(軍事レベルのセキュリティ)
- キルスイッチ機能や自動接続機能が標準対応
- ノーログポリシー(透明性レポート発行)
- セキュリティの外部監査を受けている
【良い点①】AES-256ビットを採用(軍事レベルのセキュリティ)
TunnelBearはAES-256ビットという暗号化システムを採用しています。
この暗号化システムはプロのハッカーでも解読に10年以上かかると言われる、国の軍事機関でも利用される強固なセキュリティシステムです。
他社のNordVPNやExpressVPNなど大手VPNサービスも採用しており、セキュリティ面では信頼できるといっていいでしょう。
・AES-256ビットで軍事レベルのセキュリティ
【良い点②】キルスイッチや自動接続機能が標準対応
- キルスイッチ:VPN切断時の自動ネット遮断機能
- 自動VPN接続機能:デバイス起動時にVPN自動接続
TunnelBearでは上記のキルスイッチや自動VPN接続機能を全デバイス利用できます。
無料のお試しプランでも標準設定で実行できるので、無料だからと言って安全性が落ちるわけではありません。
MillenVPNなど、他社では有料でもデバイスによってはキルスイッチがないサービスもあるので、無料プランでも利用できるのは大きな強みです。
・無料プランでも安全性を高める機能が利用できる
【良い点③】ノーログポリシー(透明性レポート発行)
ノーログポリシーとはユーザーの閲覧履歴やIPアドレスなどの履歴情報を一切保管しないという宣言です。
VPNサービス業者ではログ情報は顧客のデータとして第三者に販売もできたりしますので、ノーログポリシーがあるかどうかはサービスを選ぶ上で重要な要素の一つですね。
TunnelBearでは、以下のようにノーログポリシーを宣言しています。
TunnelBearは、当社のサービスに接続している顧客の活動をログに記録しません。
(引用元:TunnelBear公式ページ)
あなたのプライバシーは最優先事項です。受賞歴のあるプライバシーポリシーで、グリズリーの詳細をすべて確認してください。
一部の個人の利用履歴を特定しないデータの収集は行いますが、基本的にはノーログです。
ただし、ポリシーを掲げていても、実際にルールが守られているかは別問題です。
TunnelBearに関しては、調査をしたところ、まだノーログについて外部監査は受けていないようです。
その為、現時点ではノーログの監査を受けているNordVPNなどと比較すると少し信頼性は落ちると思います。
しかしながら、TunnelBearでは『透明性レポート』を定期的に公開しています。
このレポートでは『著作権侵害の申し立て』や『カナダ政府・警察機関からのデータ提供依頼』等でデータ開示要請をされた件数と、要請に対してTunnelBearがどのようなデータを提出したかというレポート内容になっています。
ちなみに2020年のレポートでは以下の通り。
【2020年透明性レポート】





2020年にはアカウントの保有状況のみ1件提出されたようですが、使用状況のデータはログを保持していない為、提供できなかったというレポートでした!
・TunnelBearはノーログポリシーを採用
・外部監査は受けていないので今後の監査証明に期待
・透明性レポートの開示あり
【良い点④】セキュリティの外部監査を受けている
最後のTunnelBearの安全性・危険性で優れているポイントはセキュリティの外部監査を2017年から毎年受けています。
外部監査はサーバーセキュリティ会社大手のCure53で、毎年全てのシステムやコードにアクセスしてデータ漏洩の危険がないかチェックをしています。
チェック内容は全て公式サイト(ブログ)で公開され、発見されたリスク(大・中・小)も検証結果として、全て公開されています。
指摘されたリスクは、全て解決済みとの結論ですが、どのようにTunnelBearの技術チームが解決したのかもレポート化されているので、充分に信頼できる内容かと思います。
・毎年1回Cure53のセキュリティ外部監査を実施
・監査レポートは全てWEB上で公開
TunnelBearの安全性・危険性で劣っているポイント
- 本社がカナダ(親会社:アメリカ)
本社がカナダ(親会社:アメリカ)
インターネットの通信データは国家間で共有される恐れがある重要な情報です。
とくに欧米などの先進国では、個人の情報すら共有される『通信データの共有協定』が結ばれています。
5アイズ加盟国、9アイズ加盟国、14アイズ加盟国があり、国数が少ないほどより緊密な通信データの共有がなされます。
TunnelBearの本拠地はカナダにあり、残念ながら最も厳しい5アイズ加盟国の管理下にあります。
ノーログを保証していますが、提供された通信データはさらに加盟国間で共有される恐れもあるので、かなりマイナスポイントです。
【5アイズ加盟国】
アメリカ、イギリス、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア
【9アイズ加盟国】
アメリカ、イギリス、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア、デンマーク、フランス、オランダ、ノルウェー
【14アイズ加盟国】
9アイズ加盟国、ドイツ、ベルギー、イタリア、スウェーデン、スペイン
【41アイズ加盟国】
14アイズ加盟国、日本、オーストリア、チェコ、ギリシア、ハンガリー、アイスランド、ルクセンブルク、ポーランド、ポルトガル、韓国、スイス、トルコ
※41アイズは協力国扱い。
実際のデータ共有状況は不明



他社の大手VPNサービスはあえて、これらの加盟国の管轄外に本社拠点を持っています。
・TunnelBearの本社はカナダ
・5アイズ加盟国の管轄内に!



TunnelBearの安全性についてはなんとなくわかった。
やっぱり本社の拠点が気になるなぁ。
他に同じようなVPNサービスで安全面でおすすめできるサービスはある?



安全性で優れたVPNサービスをこれから無料・有料VPNで紹介しますね!
【無料・有料VPN】TunnelBear(トンネルベアー)以外で安全性に優れたサービス
- 【無料VPN】ProtonVPN
- 【有料VPN】NordVPN
どうしても無料VPNがいい方は機能面では少し落ちますが、ProtonVPN。
有料でもいい方はNordVPNがオススメです!



これから簡単に2社の特徴を解説します!
【無料VPN】ProtonVPN


項目 | 内容 |
---|---|
サーバー 設置国 | 63カ国 (※無料版:3カ国) |
サーバー数 | 1827以上 (※無料版:100以上) |
セキュリティ | 256ビットAES ノーログポリシー (監査済み) |
月額料金 | ①無料プラン ②有料プラン 4.99ドル/月~ |
同時接続 | 5台 (※無料版:1台) |
本拠地 | スイス (データ保持法なし) |
公式ページ | https://protonvpn.com/ |
無料VPNの中で安全性が高くオススメできるVPNサービスはデータ共有協定外のスイスに本社を置くProtonVPNです。
ProtonVPNは元々セキュリティに定評があるメーリングサービス『ProtonMail』を運営する会社が展開するVPNサービスです。
その為、セキュリティ面は信頼性抜群です。
無料プランは通信量無制限で使いやすいですが、サーバー国が日本、アメリカ、オランダのみ。
3カ国のみでサーバーを利用する形でもいい方はProtonVPNの無料版がオススメです。
▼ProtonVPNの登録方法&使い方
▼ProtonVPNをもっと詳しく!
【有料VPN】NordVPN


項目 | 内容 |
---|---|
サーバー 設置国 | 60カ国 |
サーバー数 | 5400以上 (日本:80以上) |
セキュリティ | 256ビットAES ノーログポリシー (監査済み) |
月額料金 | 460円/月~ |
同時接続 | 6台 |
本拠地 | パナマ共和国 (データ保持法なし) |
公式ページ | https://nordvpn.com/ja/ |
有料VPNの中で安全性が高くオススメできるVPNサービスは世界最大手のNordVPNです。
NordVPNはデータ共有管轄外のパナマ共和国に本社機能があるだけでなく、有名なメディア等でもセキュリティ面の受賞履歴が多々あるサービス。
有料VPNの中では料金も手頃な値段で、品質と価格のバランスのいいVPNサービスとしてオススメです。
▼NordVPNの登録方法&使い方
▼NordVPNをもっと詳しく!
TunnelBear(トンネルベアー)の安全性・危険性まとめ
今回はTunnelBearに危険性はあるのか?という事について解説しました。
本記事の内容をまとめるとTunnelBearの安全性に関する評価は以下になります。
- AES-256ビットを採用(軍事レベルのセキュリティ)
- キルスイッチ機能や自動接続機能が標準対応
- ノーログポリシー(透明性レポート発行)
- セキュリティの外部監査を受けている
- 本社がカナダ(親会社:アメリカ)
※5アイズ加盟国内
以上の内容からTunnelBearの安全性はそこそこ信頼できるものの、NordVPNなどと比較するとやや劣るというのが私の評価です。
とはいえVPNサービスはコスパも重要な要素の一つ。
無料で機能が豊富なVPNサービスという点ではTunnelBearもオススメできるVPNサービスだと思います!
ぜひご自身で選ぶ基準としてしっかり考えてもらえれば嬉しいです!
最後まで記事を読んでいただいて有難うございました!



本記事を読んで、TunnelBearを使ってみようと思った方は、以下のリンクより公式ページを確認してくださいね!
▼登録方法&使い方はこちら
▼他社の安全性はこちら
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